【北上川物語】No4. とよまにある兄弟蔵で7年ぶりにお茶会

とよま明治村の中心部👆

 皆さんは、とよま明治村で「芭蕉俳句会」と「裏千家茶会」が何十年も揃って続いていたという話を聞いたことがありますか?

 江戸時代から明治にかけて北上川は江戸で消費されたお米の3分の1近くを河口の石巻にに運んだとも伝えられています。この水運の中継基地だったとよま町、多くの廻船問屋や食料・生活用品の老舗が栄えました。武家屋敷に加え、味噌醤油の蔵、布団屋の蔵も立ち並びました。この地から多くの実業家を輩出し、宮城県内の市町村で唯一仙台に学生寮を設け、人材の育成にも当たってきました。

 この歴史的な豊かさが一昨年まで72回続いた「登米芭蕉祭俳句大会」、コロナ禍前まで31回続いた「とよま茶会」に繋がりました。残念ながら俳句大会は、会員の高齢化もあり終了となりましたが、茶会は7年ぶりの復活となりました。

 特に今回の茶会は昭和初期の同じ建て主による兄弟蔵で展開され、フトン店の角田屋蔵で「裏千家の茶会」、ヤマカノ醸造蔵では趣を変えた「珈琲席」となりました。200枚の前売りチケットはすぐ完売となり、当日券を追加する賑わいぶりでした。

 主催者は伝統文化を継続して守ることの難しさを乗り越え、来年以降も続いていくことを願っています。

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