【北上川物語】No2. 釣石神社・落ちない唐揚げ

東日本大震災から15年、ハード面での復興は確実に進んでいるように見えます。

ソフト面の復興は人間の心、個人の思いが連なって可能になるのかも知れません。

画像出典:北上川テラス・追波湾テラス周辺スポット紹介マップ(掲載許可済)

新北上川の追波湾への出口付近に合格祈願で有名な「釣石神社」があります。裏山の急峻な法面に14トンもある巨大な天然の石が留まっています。一目見て落下しそうな石ですが、15年前の大地震でも・津波でも決して落ちませんでした。

この釣石神社の一角で6年前から神社の効能にあやかって「落ちない唐揚げ」の販売を始めた人がいます。武山幸江さん(72)です。津波で被災した神主の弟を支えるために東京の飲食店をたたみ、古里に帰郷しました。

飲食店業は多くのお客さんに愛されたし、もう商売は十分と自分の息子を弟の神主の後継者にすることに全力を注いでいました。そうこうしているうちに、たまたま神社の近くで復興作業に携わっていた人から、近くにお店もないし「残り物の詰め合わせでもいいから弁当を2つ作って欲しい」と懇願されました。

人をそらさず、面倒見の良い幸江さんは、東京で評判の良かった唐揚げを加えたところ、予想外の噂となり、「落ちない唐揚げ」のスタートとなりました。その後、東京に残っていた夫や家族も北上町に戻り、一家を上げて釣石神社の境内を核に古里の復興に向き合っています。

「いっぱい食べて笑顔で帰ってもらえれば」
神社の御利益をさらに超えそうな幸江さんの笑顔です。

名称から揚げ こっこ屋
所在地〒986-0201 宮城県石巻市北上町十三浜菖蒲田305
電話番号09092071317
営業時間11時00分~15時00分
定休日不定休
公式サイトhttps://www.instagram.com/karaage_coccoya/
Googleマップhttps://maps.app.goo.gl/btAFfufiBoGDoaFB9
※実際の情報と異なる場合がありますので、詳細はマップリンクをご確認ください。

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